マチナミケア
マチナミケアって?
ごみ集積所で使用される製品の多くは、一般的に青や黄色といった高彩度の製品が普及しています。
これらの製品はごみ収集車が通行できる道路周辺や沿道へ設置されるケースが多く、
製品の持つ色彩が道路景観を損ねているケースも少なくありません。
当社はこれらの課題を解決すべく、
景観配慮をコンセプトにした「マチナミケア」ブランドを立ち上げました。
「マチナミケア」の製品は、
地域の街並みや自然風景に調和する色彩を用いて色の公害を軽減し、
身近な空間の見え方や印象を美しく快適に整えます。
当社はこれまで官公庁・自治体・企業様を中心に環境配慮をコンセプトにした分別回収製品「ペタールネット」シリーズを販売して参りました。これらのラインナップに加え、街の景観を重視するユーザー様へ向けて「マチナミケア」製品をご案内いたします。
国土交通省策定の道路景観におけるガイドラインについて
平成16年3月に国土交通省 により「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」が策定されてから、10年以上が経過し、景観やデザインに配慮した道路整備が進んできました。
観光立国を推進している今日、平成29年には訪日外国人旅行者が2800万人を突破し、 インバウンド観光の増加も踏まえた道路景観形成への期待と関心が高まってきています。
これらの状況から、国土交通省では景観配慮の対象を「防護柵」に限らず、照明、標識柱、 歩道橋等の「道路附属物等」を対象とした「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」を 平成29年10月に策定しました。
当社は、これらガイドラインにおける景観配慮の考え方を鑑み、 景観配慮型 分別・回収製品を開発しました。
■道路附属物等
照明、標識柱、歩道橋、遮音壁、落下物防止柵、防雪柵、ベンチ、バス停上屋、視線誘導標、 立入防止柵、道路反射鏡、舗装・路面への表示等
※1国土交通省が策定した「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」および「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」で推奨される 景観色に準拠した10YR系の色彩を採用しています。
※2マンセル表色系は、日本工業規格(JIS Z8721 色の表示方法-三属性による表示)に採用されている国際的な尺度です。
「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」では、
地域の景観特性に応じた基本色が設定されています。
基本色の選定理由
日本では「伝統的な街並み・現代の建物外壁」や 「土や岩、樹木の幹などの自然色彩」において、イエローとレッドの色彩を含んでいることが多いという色測調査の結果があります。 これらを踏まえて、色を定量的に表す体系のひとつである「マンセル表色系」における10YR(イエロー・レッド)が景観基本色相として採用されています。
また、近年の改定案では、10YRを基調としない街並みにも調和しやすい色彩として「オフグレー」が追加されました。工業地域や人工構造物が多い地域、グレーやシルバーグレーなどの無彩色系の外壁材などを多用する地域などにも調和しやすいことが考慮されたためです。
景観配慮型シリーズ「マチナミケア」では、
これらの景観4色に基づいたカラーリングを採用しています。
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HISTORICAL
STREETSCAPE
ナチュラルで飾らない色彩は、
歴史的街並みにもさりげなく溶け込みます。
景観色のダークブラウン(当社色名:シーニックブラウン)は、和モダン建築物から格調高い伝統の日本家屋まで、歴史的建造物の周辺や歴史的街並み等と良く調和し、 趣のある落ち着いた雰囲気を壊しません。
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URBAN
STREETSCAPE
上品なグレートーンが、コンクリート打ち放し壁にマッチ。
人工構造物が溢れる「都市景観」にも違和感なく調和します。
オフグレーやグレーベージュは、硬質な打ち放しコンクリートの壁などに調和しやすく、製品のシンプルなフォルムと相まってスッキリとした印象になります。
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NATURAL
STREETSCAPE
景観色は緑との相性も良く、
自然景観にもさりげなく溶け込みます。
ブラウンとグレーともに樹林地や植栽等とも良く調和し、美観を守ります。
それでいて風景に埋没することなく、内容物の識別しやすさも保ちます。
製品の詳しい情報は、下記窓口よりお気軽にお問い合わせください。
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